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プロフィール2011

主宰・金子薫の一人ユニット。
公演ごとに人を集めてプロデュース公演を行う。
固定メンバーを備えた劇団が羨ましくなるときもあるが、
“芝居を作ること”ではなく“劇団を続けること”が目的にならぬよう、
毎公演「これが最後の芝居かもしれない」というほどの気合いで臨むべく、
現在は劇団ひとり状態を保っている。

名は荘子の「渾沌」に倣い、出演者・スタッフ・観客それぞれのカオスが
理に嵌められて殺されることなく交わり、
混成のカオスが生まれることを願って付けられた。
少々言いにくいが滑舌の練習にはよいかもしれない。
ぜひ連呼してみてほしい。

内容的には、人の心の奥にある闇、他者との関わりで生まれる感情の襞に、
民俗学や神話をモチーフとした非日常世界を用いることで
迫ることができないか模索し続けている。
しかし、神話などにふさわしい詩的な世界ではなく、
漫画家・伊藤潤二氏の描くような、
極端すぎてリアルではないのになぜかリアリティを感じてしまう、
笑ってしまうほどの突き抜けた表現や、
とっさの時にやってしまうわけのわからない行動などを積み上げた、
日常と地続きの世界を目指している。
 
脱いだりせずに空気でエロスを表現するような濃密な空気には定評があり、
ライトな芝居を好む方々には重すぎることもあるようだが、
さらに手に汗握るほど濃いものを作っていきたい。


~ハイブリッド渾沌、その歴史~


2006年1月処女公演『水源(みなもと)の椅子』(櫂スタジオ)
モチーフはトイレ。
トイレで消えた恋人を探す男と、
トイレしかない奇妙な世界に君臨する恋人にそっくりな水源(トイレ)の番人。
女しかいない世界で男は穢れとして捕らえられ、
番人に仕える女たちに好き勝手される。
トイレ掃除のおばちゃんの大掃除により、
番人は自らの穢れを受け入れてトイレの世界を旅立っていく……。
トイレの神様の先を行っていたかもしれない野心作。


2006年8月第二回公演『河を渡る』(神楽坂die pratze)
モチーフは橋の下と人柱。
男との足抜けに失敗し、街と娑婆とをつなぐ橋で
頑なにその男を待ち続ける色街の少女すず。
男の妹が兄を捜しに来たことにより、隠された事実に近づいていく。
嫉妬か、義務か、男はまわりの女たちによって人柱として埋められていた。
我を失ったすずは、自分を事実へと導いた気のふれた少女を殺してしまう。
男と自分を結んでいた手拭いで自分と少女を結び、
死体をひきずって、すずは橋を渡って行く……。
やましい内容ではないが、女たちが男たちを誘惑して人柱にする場面があり、
小学生が観劇していて少々焦った、というのも微笑ましい思い出。


2007年9月第三回公演『ヨバヒ』(アール・コリン)
モチーフは古墳と埴輪(殉死)。
石室に閉じ込められたまま、主の魂を呼び続ける埴輪たち……。
過去の記憶を追体験し、自らの死に気づいた埴輪たちは、
古墳を囲む濠を越えて主の魂を捜しに旅立っていく。
せんとくんフィーバーの遷都千三百年祭(2010年)に合わせていたら
その恩恵に……と思ったが、関東の古墳の話であった。


2008年8月第4回公演『赤い褌』(サブテレニアン)
モチーフは七人みさき。
姉の元に毎晩のようにやってくる、海で消えた弟。
やがて姉の元には、弟だけでなく珍妙な客が訪れ始める。
客は、海で不慮の死を遂げた魂たちだった。
七人の死者が揃えば虹になれる……という伝承を信じて死者を探す客人たち。
弟は姉の身を案じるが、姉は死よりも弟と離れることを拒む。
姉が七人目として殺されそうになったところで、
QP人形を形代として七人の魂が揃い、死者たちは物質の輪廻を受け入れ、
姉を残していずこかへと旅立っていく。
芝居に使用したQPちゃんは上野・清水観音堂に人形供養に出し、旅立つ。


二年ほどの充電期間を経て、金子復活。
その間、現代の多くの人が意識しないまま生きている、
身体と心の感覚の豊かさについて考え、
それらを伝える・感じてもらう・知ってもらうためには、
やはり生の芝居が有効であると感じ、再旗揚げのつもりで公演を決意。
2011年夏~秋を目指して第五回公演『鍋』の準備を始める

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ハイブリッド渾沌とは?

芝居を行う集団ですわ。

主宰金子薫を中心とし、2006年1月の処女公演より活動を開始いたしましたの。

民俗学や神話をモチーフとした非日常世界を日常と地続きに描くこと、極端すぎてリアリティのない人間のリアリティある表現などを目指しておりますのよ。
濃密な空気、ほのかなエロス、妙な踊りなどを取りいれた作品を実践しようとしておりますわ……。


え? 名前の由来?

荘子の「渾沌」をご存知かしら?

北の帝王儵と南の帝王忽が中央の帝王渾沌の治める地にて出会い、渾沌に厚くもてなされたわ。2人はそのお礼に、すべての人が持っていて渾沌だけが持っていない七竅をあけてやろうとするの。七竅とは七つの穴、目・耳・鼻・口のことよ。一日にひとつずつ穴をあけていったら、七日目に渾沌は死んでしまった……。

ありがた迷惑な話よね。
カオスに理をはめようとするなど馬鹿げたことだわ。カオスはカオスだからこそ美しいのに。
ヒトもカオスのようなものよ、そうでしょう? 七竅を持ってはいるけどね、うふ。だって、あなた自身のすべてを理屈にあてはめられるかしら?
そして、カオスを持っているからこそヒトは美しい……。
わたくしたちはその美しさに向かって突っ走るの。

ヒトとヒト……出演者、スタッフ、そして観客。
すべてのカオスが交わって生まれる混成のカオス……

それがハイブリッド渾沌

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